この前有楽町のビックカメラに行ったんだが

この前、有楽町のビックカメラに行って東芝のHDDレコーダーの展示を見てきた。

XDEとかいう技術で、普通のDVDが奇麗になって表示されるというので、同じDVDを、普通のDVDプレイヤーでの再生と比べた場合どれだけ見た目が違うかがわかる比較展示とかやってるだろうと思って見に行ってきた訳。

そしたら案の定展示してあった。


映像ソースは「007 カジノロワイヤル」。


んだけど、どう見ても東芝のプレイヤー(ヴァルディアっていうらしい。なんでレグザのブランド流用しないんだろう・・)の表示している画面の方が汚いのでこれはPOPが間違っているのかと、よーく見てみたらなんと、比較展示しているのは、DVD映像ではなくハイビジョン映像だった。。


俺が勝手に想定していた流れは・・

1)現在DVDプレイヤーしか持っていません。
2)FullHD液晶TVに買い替えたので、DVD映像の汚さに幻滅中。。
3)でも、ブルーレイを買うほどの欲求も無いです。そもそもソフトを買い直さないとだめだし。
4)だから現状のDVDが奇麗に見れるようになる機械があるならそれでいいかも!
5)現状の単なるDVDプレイヤーと比べて、どんくらい奇麗に見れるのかな?ワクワク ←今ここ

なのに、、なのにですよ、奥さん。

比較ソースは、(当たり前だけど)それより奇麗な映像ソース。。




これじゃ、良さがわかりませーん。


単純にこの展示見たら「うーん、やっぱり今イチだな。。ブルーレイにしようか。。」ってなるでしょ。。普通。。
だって、やっぱりハイビジョン映像と比べたら、汚いんだもん。。


なんでこんなアホな展示になってるのか、ついカーッとなってその辺にいる店員を捕まえて聞いてみた。


店員曰く「ハイビジョンソースと比べていただいてもそれほど遜色無いという事をご確認いただくための展示です。」




・・・もうね、アホかと。


要は、ターゲットの想定がおかしいんです。




XDE技術を狙って買いにくるお客さんはハイビジョンソースとの比較をしたいんじゃない。
いまうちで見ているDVDプレイヤーよりも奇麗に映像を見れるのかどうかを確認したいんだ。


ひっくりかえせば、ブルーレイ映像との比較なんてまったく考えてない。

ってか余計なお世話。。




でも、この展示で狙っているのは、真逆。


次のプレイヤーをブルーレイにするかどうか迷ってる人たち向けの展示になってる。



でも、、、でもね。。


マーケットニーズとしては確実に私と同じ欲求を持っている人たちの方が多いと思うんですよ。

そもそも東芝HDDVDを失った今、ブルーレイにしなくても既存DVDがこんなに奇麗に見れますよ!っていうマーケティングをするべきじゃないの?ポジショニングとして。


それに、ブルーレイを検討している人たちが、DVDプレイヤーなんかと比較検討なんてしませんよ。
ブルーレイの方が明らかに奇麗なんだから。


この展示を指導しているのは東芝のマーケ部隊か?それともビック側?



早めに直した方が良いと思いますよ。



しかし、、


REGZAが福山使ってマーケティングがうまく行ってるのに、ヴァルディアはいまいち。

っていうか、Webも手抜きだな。。


こりゃ、そのうち全面撤退か?



まぁ、今後は物理的なものに帰着させてのコンテンツ配信より、ネット配信の方が有望だし、そっちの準備をしてるのかな?


じゃないと、ブルーレイ陣営にやられちゃうもんね。